いわゆる保活について

今回の記事は何回も擦られていることで特に真新しい情報はない。ただの感想である。

著者は東京と地方都市の2拠点で生活をしている。様々な事情で途中入園をする必要が出てきたので、いわゆる保活をすることになった。その際に、東京と地方都市の保活について並行しながら調べていった。

東京について。東京は圧倒的に儲かっているという財政基盤を活かした金銭的な補助が強みである。例えば東京では第一子でも保育料が無料になる。保育料は所得にもよるが最大で見積もるとだいたい月7万、年にして約84万円。それが無料になる。圧倒的アドと言って良いと思う。あとは月5000円の補助金が無条件で振り込まれる018サポート(百合子ありがとう金と勝手に呼んでいる)、またベビーシッター利用支援補助と子供医療費助成も大いに役に立つだろう。とにかく財政的な補助が大きい。

しかしながら、これによって東京周辺の住民は財政的に有利な東京へ押し寄せる。それは当たり前で、通勤時間がほぼ変わらないのであれば補助がより充実した自治体に行くというのは自然である。

その結果何が起こっているかというと、自分の都合ではなく、最適化されたルートに従った生活が必要になる。なんというか、個人的な印象としては、東京における保活・幼活は次の3つのルートしか存在しない: (1) 自分自身を最適化していく (2) 金で殴る (3) 金で殴りつつ自身を最適化していく。例外はない。

自分は1歳児からの途中入園を考えていたが、まあ、無理じゃない?笑 という印象がある。おそらくこれを読んでる都民勢も、自分の区は厳しいけど、行ける区もあんのかな?知らんけど、みたいな感想が出てくるだろう。最適化された生活を送っていないことへの代償である。0歳児入園のフルスコアでようやくスタートラインに立てるというレベルなのだ。まあ待機児童が減少していることも間違いではなく、かろうじて1人空いている園もあるにはあるが、徒歩20分の生活を毎日続けられるか、というと、難しく、諦めて(2)の金で殴る選択を取るか、自宅保育に移行する親御さんも多いのではないかと思う。かくして待機児童数0のユートピアが完成する。

その一方で、地方都市での保活というのは、なんというか、比較的平和である。まず車で10分以内という条件で複数候補がある。選択、選択できる!そんな、選択………していいのか?次に、園庭がある。え、園庭………存在して良いのか??畑がある!………土地代は大丈夫なのか??次に、体育館がある。え?体育館………存在していいのか???プールもあるの????まあそんな感じで土地を贅沢に使っている園が比較的多いように思う。

これは土地の値段が比較的安いというのもあるが、車中心の社会であることが大きい。車で10分もあれば大体はカバーできる一方、徒歩あるいは自転車(そもそも個人的には子供を連れて自転車に乗りたくないのだがそこは致し方ない)で10分以内というのはかなり限定されてしまう。園選びにおいて最重要視されるのがアクセスの良さであるが、車だとその条件がだいぶ緩和される。駅近くでなくても良くなるので土地も広く取れる。その結果、地方都市においても人気エリアの園はすでに埋まっていることが多いものの、適度に分散されてそこまで集中することはないのかな、と感じている。

欠点としては先述の補助が一切効かなくなるため、東京の認可保育園と比較するとまあまあお金がかかる点、あとはパートナーとの仕事の兼ね合いでそもそも離れることが難しいこともあるだろう。お互いの折衷案を考えるとどうしても東京になってしまうパターンもある。東京でも車を持ち通園する手法も考えたが、駐車場の確保が問題になる。東京のマンションで平置きの駐車場があるパターンってまずほぼない。保育園に駐車場がないのもかなり制限が強い。タクシー通勤、ハイヤーサービスの利用、などの手法もあるが、どうしても(2)の金で殴るルートになる……殴れないお前が悪い、と言われると、まあそうね😢という気持ちになるが……

典型的な折衷案、すなわち、車が使えて、かつ週2くらいの頻度で都内に出社できるくらいの距離、広い公園が近くにあり、そこまで保活が厳しくない、みたいな条件を考えると、自分だったら流山、柏方面まででるか、幕張方面かなあ……という感じがある。東京に拘りがなければ、個人的には福岡か札幌の郊外かなあ……と想像していくと、大体それは自分の周囲のご家庭が選択してきたエリアに合致するので、なるほどなあ、と思った次第である。

まあそんな感じで、結局東京ではスタートラインには立てず地方都市で探すことになった。東京だけが別種の競技に参加している気分になる。入場しようとして行列に並び、一時間待ってようやく自分の番が来た、というときに、受付が自分の手帳の中身を見て、ああ、あなたには参加資格がないね、と言われ突き返されるような感覚に近い。何故こうなってしまったのか?普通に考えれば、一番高い土地なのは利便性が高いからだろう。利便性が高いのだから保活の難易度も一番低くなるのではないか?そういう話ではない?よく分からない……社会は複雑である。

(なお、この文章は完全に人間によって書かれた。ブログ記事は人間が書いた方がいいと思っている。多少突っ込みどころがあったほうが文章として面白いのと、LLMに委託するとただでさえ衰えがちな文章力がさらに衰えてしまうからだ。)